自己覚知の大切さ
「自己覚知」なんとなく聞いたことはあるけど?よくわからない?
日常的には、とても深い意味と役割を持つものなのです。
では、その意味を紐解いてみましょう。
「自己覚知」とは、簡単に言えば「自分を知る」ことです。
自身の対話によって、自分のことをよく把握することです。
ところが、自分を見つめなおし、客観的に自分を評価することは、
なかなか難しいことです。
それではいくつかの状況別に分けて考えてみましょう。
・他者とのコミュニケーション
他の人と言動がどうしても受容できない、会話がかみ合わないなどの
場合、相手は自分とは違う価値観を持っていることを冷静に認識できるでしょう。
であるならば、自分の許容範囲を広げて他者に寄り添った視点で対応することが重要になります。
・同僚やスタッフとのコミュニケーション
同僚や上司の考え方、仕事の手順に納得が出来なかったり、逆に自分の仕事の進め方を
理解してもらえないなどの不満があったりする場合、話し合いによって自分と相手の
価値観の違いをきちんと認識することが必要となります。自分の意見を主張するばかり
でなく、相手の立場になって考えることが出来れば相互理解につながります。
・日常生活におけるストレス
ストレスがたまると、ついイライラしたり、家族や友人などにあったてしまったりしがちの人は多いと思います。
また、判断が難しいと他の人に決定を任せてしまう人はいませんか?
自己覚知とは、怒ったり冷静さを失っていたりする自分を、もう一人の自分が見つめて語りかけることです。
日頃生活の中で起こる多くの迷いや不快な感情に対し、冷静に客観視できれば、人への接し方が変わり、
問題がある時には解決の糸口が見えてくると思います。
まとめに入りますが、自己覚知とは、自分自身の内面に入り込んで自分を知ることです。
そして、自分自身の価値観や人間性が他人に良くも悪くも大きな影響を与える場合があるということを知ることです。
逆に、他者を援助するためには相手に対するその人の価値観や人間性を先入観なく知る必要があるということになります。
自分と他人の価値観の違いや共通点を知ったうえで、幅広い視野を持ちながら対人関係を築いていくことが大切です。
現在では、テーマについて複数の人間で意見を出し合い結論を出すというグループワークを行い、状況を客観的に分析し、
状況や対人関係を理解、受容し、自分の心の中にある気持ちを整理することができるようにするというプログラムを取り入れています。
これを機会に是非、参加してはいかがですか?